新居浜市の中心にあるお店ですが、「山の渓谷のすぐ近くにあるそば屋ではないか？」と思わせる雰囲気を目指しました。間口3m奥行き7mほどの小さなスペースでいかに作り出せるかが課題でした。ガラス張りにすることにより建物の中まで庭を取り込み、広がりのある庭となりました。大きな流れは店内に心地よい清涼感を与えてくれています。
▲店内から見た庭。美しい庭を眺めながら、食事を堪能することができます。
▲高低差は1.5mほど。川というよりも小さな渓谷をイメージしました。
▲下流では水の流れが少し滞るところを作り、動と静の変化を持たせました。
▲店舗の外から庭へと通じる露地。お客様の期待感が膨らみます。
▲店内とお手洗いをつなぐ版築土塀と石の渡り。
▲店舗の外にある駐車場スペース。土塀の向こう側に、流れのある中庭が広がります。
▲曲線の洗い出しと、車止めを兼ねた石畳。自然石の石積みが駐車場と庭を一つに繋げました。
▲自然石の石畳。表情のある石畳が、やわらかさと力強さをうみだしています。
▲入り口の水盤は勾玉をデザインしたものです。越智將人のオリジナル作品です。